まるで

2004年7月18日 日常
キリトみたいなことを言う人だと思いました。
何か、久しぶりにPIERROTじゃない人から救われた気がしました。

彼は、別にピエラーでも何でもないので
「キリトみたいだね」とか言う筋合いも無いので
私は一人モソモソ喜んでいたのですが、
ホント言うとPCにの画面に向かって泣く所でした。

凄く、これから頑張っていけそうな優しい言葉をもらって
会った事もないし、まだ2回しか話したことないし、
彼女と連絡取れなくて、でも好きだから待ってるって言ってる人だけど
色恋ではなくて、人として誠実で前向きな強い人だなと思いました。

私が「強い自分でいなきゃ」とバリアを張って創り上げた自分は
彼みたいな実直な人には到底適わないんだなと思いました。

強くなきゃいけなくて、
誰よりも明るくて、
いつも笑っていて、
クヨクヨしてる姿を人に見せたくない自分は、
きっと自分が傷つかない為の防衛手段でしかなくて
それは自分でも自覚していたのに、
それすらも私は悟られる事を恐れていて、
じゃあ本当の私は誰が知ってるの。
大好きだと思ってたあの子にも、
一生友達でいたいと思ってたあの子にも、
いつも気遣ってくれててありがたいなって思ってたあの子にも、
私は本当の自分を見せないで、
鎧をまとって、
理想の自分と、相手の求めてる自分を演じてたの。

そういう事を考えてたら、
私は今まで関わってきた全ての人に
凄く申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまって、
もう顔も会わせたくないなって少し思い始めてしまって、
でも彼は、
それも周りが創り挙げたみかでしかないって言ってくれて
じゃあどうすればいいのって聞いたら、
今まではそのレールに乗ってきてたんだから、
今度は素直になればいいだけだよって言ってくれました。

この先恥ずかしいことなんて腐るほどあるだろうし、
今は誰もみかの本当の姿を知らないかもしれないけど、
それを今日から少しずつ出していくのも
この先の人生の楽しみになっていいかもねって。
周りの反応にビクビクするんじゃなくて、
楽しんじゃえよって。

自分は強いと思ってたのね。
強くなったと思ってた。
二十歳過ぎて、スッゴイ色んな事があって、
家族もバラバラになったり、
自分に影響与えまくった人と離れたり、
もちろん出会ったりもして、
何か状況が変化していくにつれて、
それまでの自分だったら絶対に逃げてただろうなーって事も
逃げずにちゃんと乗り越えられる・・・
と言うか、目を背けなくなったなーって思ってた。

でもそれと引き換えに、
私は素直さを出せなくなってたと思う。

そういう事を、誰にも悟られたくないくせに
どこかで見つけてくれる人を探していたら、
彼が私を拾ってくれました。

誕生日、同じじゃない?って一言で。

見知らぬ人と、こっそり話す事って、私はどうも好きになれなかった。
でもたまにはこうやって、釣られてみるのもいいかもなって思いました。

前に、
「人に理解されようとするから辛くなる。
人に理解されたいなら、まず相手を理解しなきゃ」
みたいな話をした事があって。
言いたいことは凄く判るんだけど、
私、それを聞いた時、凄く寂しい気持ちになったのね。
寂しいというか空しいに近いかな。
絶対そういう気持ちは必要なんだろうなって思うんだけど、
何か違うような気がする。
そういう順序立てじゃなくて、
単に信じる心一つだと思う。
凄く簡単なはずなのに、
色んな建前とか、変な常識とかを植えつけられたせいで
単純な事が、凄く複雑になってしまってる気がして。
結局自分が空回りしそうで怖い。
そんなのさ、一歩間違えば
「私もこうしてるんだから、あなたも!」って事になりかねない。

彼は、そのへんの感覚が凄く似ていて嬉しかったです。
これでPIERROTの話が出来たら最高だったのに。
せめて映画の話を・・・(笑)

男の人は、
真直ぐで、
頑固で、
人の話を聞ける、
心の広い、
静かな人が良いなと思いました。

アキさん、
これからも宜しくね。

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